ヨガはサンスクリット語で「つながり」を意味します。
古代インドの人たちは、心と體を自身の意識とつなげ、思い通りに動かす方法を何千年も前から研究していました。
その試行錯誤の結果、姿勢を正し、深い呼吸をすることで、體がリラックスし、心が安らぐことを発見しました。
そこから姿勢について発展させたのが、動的なヨガ(ハタヨーガ)です。
ハタはサンスクリット語でハは「太陽・陽」を、タは「月・陰」を意味しています。
ハタヨガは陰陽のバランスを整えることで、中庸(調和のとれたちょうどいい態様)を保つことを目指します。
陰陽というとスピリチュアルな思想を連想してよくわからないなぁと思う方もいるかもしれませんが、近年では宗教的な部分を排除し、効果が直ぐに実感できるものや、学術的に認められている部分を主軸にした近代ヨガが、世界的なブームとなっていて、昔ほどの敷居の高さは無くなってきています。
日本でも厚生労働省が介護予防でシニア向けにチェアヨガを推奨していたり、スポーツ選手がウォーミングアップやシーズンオフのトレーニングに取り入れたり、アメリカでは小学生対象に授業前キッズヨガを取り入れた結果、集中力が増し、不安症状が改善したという研究もなされており、脳科学的にもその効果は実証されてきています。
シャンティいのりヨガ教室で行うヨガはからだが硬い方でも取り組めて、関節を緩めたりブロックなどの補助具を使うことでポージングを保つことができますので、からだが硬くても気にされずにお気軽にご参加ください。
ヨガが世界的に流行した背景として、数々の検証結果から、効果を認められ、モデルや有名人がヨガを始めたことが上げられます。
例えば、以下の効果が確認されています。
・血行促進
・肺活量、呼吸量の増大
・ダイエット効果
・ストレスに対する抵抗力の増加
・血中コレステロール、血糖値の低下
・腰痛、肩こりの改善
ヨガを行うと、血行が良くなり、新陳代謝が上がります。また、軽い運動と思われがちですが、ゆっくり長い時間筋肉を使うため、想像されている以上にからだに疲れがでます。
ヨガによる副作用として、以下の症状があることを、事前にご理解ください。
発熱、ほてり、発汗、疲労感、筋肉痛、食欲増進、鼻水
マインドフルネスについて
マインドフルネスは最新の脳科学で実証された心の制御方法です。
マインドフルネスとは心、體、そして周囲で今の瞬間に起こっていることに、好奇心と優しさを持って注意を向けること。自分自身に起きている「今」に氣づいていくためのトレーニングがマインドフルネス瞑想です。
現代人は忙しく、50%の人が何かをやりながら別のことを考えたりして、今に集中していない状態であると言われています。
無意識に過去のことを考え自分自身を批判していたり、将来のことを考えて心配したり不安になったり、その思考が巡って同じことを繰り返し、繰り返し考えることが習慣的パターンになり、ネガティブな思い込みで動いてしまったりして悪循環を生み出します。
マインドフルネス瞑想では、そういう無意識に思考している状態から目覚めるために、意識的に呼吸や今起きていることに注意を向けることで、今にしっかりといる状態になるトレーニングをします。
マインドフルネスによって今にしっかりといることで、過去のことで自分を批判したり、将来の心配でストレスを抱えたりせずに、より幸福感を得られやすいマインドを育てることができ、結果的に心身の健康を助けることになるので生産性があがるということで、マインドフルネス実践法はビジネスにおいても社員研修に取り入れられたりして世界中で注目されています。
当ヨガ教室では、GoogleのマインドフルネスSIYコアプログラム(search inside yourself)を修了した指導者による、瞑想方法から日常生活での取り入れ方を教えています。